ミニボート基礎知識

ミニボートって、どんなボート?

船体の長さは3.33m未満、一般に、無免許、無検査で乗れるボートことを「ミニボート」と呼んでいます。

しかし法律でいう「船の長さ」とは、一般的に「艇体の長さに0.9をかけた数値」と規定されていますので、実際には、艇体長さ3.33m未満なら、船の長さ3m未満ということになっています。

ミニボートでできるこんな遊び

車で運んでいろんな水域に浮かべることができる

ミニボートぼ魅力は、なんといってもその起動です。車で行ってボートを下ろす場所があれば、どこでも二帰りのピクニックや釣りが楽しめます。早朝出発なら片道4時間圏内も日帰り範囲です。

オートキャンプが好きな人にも、ミニボートはお勧めです。ボートが下ろせる水辺かあるキャンプ場なら最高、水辺から少し離れたオートキャンプ場でもボートが下ろせるところまで持っていけばいいだけです。家族と一緒にに海や湖へいけば、ひとあじ違う楽しい時間が演出できるでしょう。

釣れる魚の数も大きさも違う!

ミニボートが一番活躍するのは、なんといっても釣りです、岸からちょっと離れるだけで、釣果はまったく違います。水深のあるポイントを狙えるので、陸っぱりのつりより大きな獲物が着たいできます。釣れる魚の数も増えます。

また、ミニボートなら、ぎゅうぎゅう詰めの陸の釣り人を横目に、おんびり意図をたらしていられますし、好きな時間にボートをだすこともできます。マイボートでのつりなので、一度にいろいろな仕掛けの竿を出しても、同じ仕掛けを何本だしても、誰にも怒られることはありません。

2馬力のエンジンって?

無免許、無検査でのれるボートにつけることができるエンジンの出力については、法律では「出力1.5キロワット未満のエンジン」とされています。1馬力=0.7455キロワットなので、1.5キロワットは2.0馬力となります。

したがって出力2馬力と表示されているガソリン船外機の場合、出力1.5キロ未満に相当し、この条件をクリアしています。エレクトリックモーター(バッテリ船外機)の場合は、大半が1.5キロワット未満の出力になっていますが、なかにはもっと出力の大きいものがあるので、購入時には表示を確かめましょう。

この2馬力のエンジンがついたミニボートのスピードは、ボートの船型や重量、乗っている人の数、装備の大小、海面の状況などで大きく違ってきます。はじめから2馬力のエンジンで走ることも想定して造られたボートなら、穏やかな海面という前提で、軽荷で5~6ノット(時速役9~11キロ)、フル装備は2人のりなら4ノット(時速約7キロ)のスピードは出ます。強い向かい風、波高30センチを越す波などがある場合は、ミニボートに航行能力は著しく落ちます。時には前にすすめなくなることもあります。

低予算でも海で遊ぶことができます。

遊漁船も貸しボートも、料金を積み重ねれば相当な金額になります。年に24回遊漁船を利用すると役20万円、貸しボートならその半分くらいでしょうか。いずれにしても1~2年分を合計すれば立派なミニボートが買えます。

ちなみにミニボートには、船外機をいれても十数万円で購入できるものから、50万円くらいになるものまでいろいろありますが、一般的には20~30万円あれば、たいていのものは見つかります。

水の上では誰も自分を守ってくれない。だから安全は自分の手で!

免許があろうがなかろうが、海は平等に時化ますし、トラブルも発生させます。また海や川、湖には、海上衝突予防法をはじめとするいくつかの海上交通ルールがあり船長はそれを知っていようがいまいが、これらのルールは平等に適用されます。安全にミニボートで遊ぶための基礎知識、常識を知っておきましょう。

船長としての心構え

たとえ、ミニボートであっても、操縦するあなたが船長です。船長には、ボートと乗員に命を預かる責任者としての自覚と順法精神が、何より厳しく求められます。

遠くまでいかない

もともとミニボートは、サイズからいっても、エンジンの大きさからいっても、はるか沖までいくこは前提としないボートです。

安全に楽しむためには、岸から数百メートルの範囲で乗りましょう。目安としては、海上から陸上にいる人の動きはわかる距離ならいいでしょう。

天気予報のチェックは忘れずに

船長は少なくとも前日になったら、最低2回以上、天気予報をチェックしましょう。天候や海況が悪そうだったら、翌日の出航は早めにあきらめましょう。

当日は、目が覚めたらすぐにでも天気予報をチェックしましょう。前日までの予報では風が予想されていた海域が、急に荒天予報に変わることも珍しくありません。

ボートを出さない勇気も必要!

実際に海まで来てみると、以外に風が強く、波も大きいということは珍しくありません。現場で、気象は海況に少しでも不安を感じた場合は、ちゅうとせず、ボートを出すのをあきらめなければなりません。

ゲストがいるとか、休みがないからとかの理由で、出航中止の判断を誤るケースが多いので、注意しましょう。

ほかのボートが出ていたとしても、出航しないとういう状況を下す船長のほうが、勇気ある立派な船長といえます。

エンジントラブルを怖れよ

プレジャーボートの遭難の原因で一番多いのはエンジンの故障です。エンジンの排気音に気になった点があったときは、次にボートを出すまでには、その原因を解明し、修理しておきましょう。また、長時間エンジンを使っていない時は、必ず出航前に試運転して、調子を見なければなりません。

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